RPGの世界:第一回

     第一回:Chrono Trigger(SFC)

ゲーム下手のざさんがRPGをやって、感想を書こうという謎なコーナー。
更新頻度はかなり低いです(笑)


さて、第一回はSquareの名作、クロノ・トリガーです。
1995年3月11日Squareから発売、11400円という高価なものでした。

24Mビットを目標にスタートしたプロジェクトは、いつの間にか
32MビットというSFCの限界に挑戦した作品でもあります。


舞台はガルディア王国A.D.1000、王国千年祭から始まります。
幼なじみの発明した機械の誤作動によってタイムスリップを繰り返しながら、
1999年に訪れる世界崩壊を防ぐ目的のゲームです。
具体的にはA.D.2300年の未来からB.B.6500000000の原始時代まで。

このゲームのタイトルであるクロノ・トリガーですが、
クロノ(Chrono)はギリシャ語で時間を表し、トリガー(Trigger)は英語で引き金を表します。
時間の引き金となるのが、主人公であるクロノ自身です。

前置きはこのぐらいにして、それぞれの項目に分けてクロノ・トリガーを見ていきます。


  BGM/SOUND…★★★★★

このゲームは素晴らしい音楽が使用されているゲームとして有名でもありました。
常に流れているBGMはゲームの雰囲気を大きく左右します。

このゲームのBGMは、どれも綺麗で、特にフィールドのBGMは癒しの力にあふれ、
また戦闘テーマは戦闘意欲をかき立てるものでした。
音楽ではRPGの最高峰に立つかも知れません。


  戦闘・ワザ…★★★★★

 ATBバージョン2

ATBとは、アクティブタイムバトルの略であり、
FFIVで採用された半リアルタイムバトルシステムの改良版です。
初心者用と上級者用(WaitとActive)がゲームスタート時に選択出来ます。


このATBは、素早さに比例してたまるのが早いメーターが
満タンまでたまれば行動可能となる戦闘システムです。
具体的には【たたかう】(通常物理攻撃)、【わざ】(ワザ、魔法)、【アイテム】(アイテム使用)
と言う3パターンの行動が可能です。


ここで注目すべきは、連携ワザが出せるという点です。
たとえば、クロノの「かいてんぎり」と、ルッカの「かえんほうしゃ」を組み合わせて、
「かえんしゃりん」と言う二人ワザを使用することが出来ます。(無論3人ワザも存在)
二人ワザは一人で攻撃した時よりも高いダメージを期待出来ます。(あたりまえか^^;)


ワザの名前も【サンダー・サンダガ・シャイニング】と続けて発音しても響きが良く、覚えやすいワザ名になっています。
何も文句を言う必要はないでしょう。
アクションもそこそこカッコいいのが多いです。


  グラフィック…★★★★★

フィールドマップ上ではクロノ達は小さくしかわかりませんが、
ダンジョン/建物内に入ると大きく表示されます。
このダンジョン内でのクロノ達のグラフィックがとても綺麗に仕上がっています。
このゲームには戦闘シーンに入らず、ダンジョンマップ上で敵が現れる/触れると、
そこでそのまま戦闘態勢に入ります。
魔法を使っているクロノ達の表情が凛々しく描かれています。


  操作感…★★★★☆

360度どの方向にもスムーズに動ける、とても操作感の良いゲームになっています。
ただ、移動スピードをもう少し早くして欲しいものです。
それ以外は完璧でしょう。


  総合点数9.5pts/10

特筆すべき点はやはり音楽と、綺麗なグラフィックでしょう。
これを楽しむ=ゲームを楽しむ事にもなるほどの重要な要素です。
また、二人ワザ/三人ワザでの新たな発見、感動。
複数のエンディングを見るための強くてニューゲーム(装備、レベルがそのまま引き継がれての2周目)
も、良いシステムだと言えるでしょう。

やはり名作はいつの時代にも色褪せません。




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2003/02/15  Written by The sun
1995/SquareSoft