ゲームボーイの進化

携帯ゲーム機の代表格とされるのがこのゲームボーイ。
何処でもゲームが出来ると言うその機動性には目を見張るものがある。

またこのハードで素晴らしい点は、前ハードまでのソフトが新ハードでも使用できるという点にあります。
他の多くのハードでは、この互換性は失われています。
以下でGBの進化の歴史をたどってみます。


     ゲームボーイ(1989/04/21)

ゲームボーイ歴史の始点。
知ってるとおりかなりデカい。ゴツい。重さは電池入れない状態で220gもある。
単三アルカリ×4は100gほどあるため、総重量は320g程度と言うことになる。
大きさも、縦約15cm、横9cm、幅が3.2cmと、縦が物差しぐらいの長さである。
しかし発売当時はかなり画期的な携帯ゲーム機であったことに変わりはない。
また、今現在でもGBシリーズの中で最高能力を示す数値が一つある。
単三アルカリでなんと35時間連続使用可能なのである。
これは打ち破ることは出来ていない。恐るべし初代GB。


     ゲームボーイ ポケット(1996/07/21)

「小さい・薄い・軽い! そして、クッキリ見やすい」
をコンセプトに発売された。
縦13cm弱、横約7.7cm、幅2.5cmとかなりのコンパクト化。
重さも電池を除いても220gあった前のGBから、一気に100g減量。
単4×2は単3×1と同じぐらいの重さであるため、総重量はたったの150g。

まさに「小さく、薄く、軽くて、クッキリ見やすい」ゲームボーイが誕生した。
が、使用電池単4で電池代がかさむ上、連続使用時間がわずか8時間。

単3電池なら買い置きがあるのに、と言う家も多かろう。
しかも寿命はたったの8時間。
GB時代は1本辺り8時間だった時間が4時間しか遊べていない計算になる。
これでは不満も高まるであろう。

そういうことから、任天堂は必然的に新ハードの開発を
しなければならないという状況になったのかも知れない。


     ゲームボーイ ライト(1998/04/14)

「光る画面! スタミナ満点! ゲームボーイライトついに登場!」
として売り出されたわけであります。
ここで初めて単3二本仕様になったわけです。

重量は電池含め190gと、ポケットより少々重くなった感ですが、
それは電池の都合上仕方ありません。

バックライトを消して使用すると連続20時間プレイが可能です。
1本あたり10時間と、初代より効率が良くなりました。

今までは夜にこっそり電気を付けたところをオカンが通りかかって見つかる、
と言うマンガのようなシチュエーションがあったわけですが、コレばかりは
オカンも歯が立たないようです。

サイズも縦13.5cm、横8cm、幅約3cmと、ポケットより微妙に大きいですが、
機能を考えるとかなりの進化と言えます。

バックライトもオンオフ切り替えが可能で省エネ運転も可能です。
「ゲームボーイライトがより一層プレイエリアを拡げます。」と言っているように、
ゲームの世界ではなく、ゲームの出来る世界を広げました。

このGBLは成功であったんではないかと思います。






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2003/01/11  Written by The sun
参考:任天堂(http://www.nintendo.co.jp/)