ゲームボーイの進化

     ゲームボーイ カラー(1998/10/21)

「色のあるよろこび。 カラーがあれば、まいにちたのしい。」
ついにゲームボーイのディスプレイに色が来る日がやってきました。
このディスプレイは、シャープが開発した、「反射型TFTカラー液晶」と呼ばれるものです。

この液晶は、「反射型」と呼ばれるだけにバックライトを必要としません。
よって、省電力化に成功したと言えます。
電池寿命はなんと連続20時間。
ゲームボーイライトのバックライト無しの状態と同じ時間です。

また、液晶は正面からの視野には対応できますが、横から見ると画面が
真っ暗になったように見えることがあります。
この反射型TFTカラー液晶は、上下左右120度の視野を確保し、みんなで
のぞき込む事が出来るようになっています。

大きさは、GBLのそれぞれの寸法に+2ミリ程度なので、大きさはほとんど
変わりません。重さは逆に2g軽くなっていますがほとんど影響ありません。

このゲームボーイには、もう一つの新機能である「赤外線通信」がついています。
ポケモン金銀もこれを利用したゲーム作りがされています。
ただ、交換できるデータ量が少ないために、利用するゲームは少なかったと言われます。

素晴らしい革命でした。夢にまで見たカラー液晶。
表示能力は32000色(うち56色同時発色可能)で、前までのモノクロ4階調を見ている
人間にとっては、考えられない綺麗さでした。
進化を続けるゲームボーイでありました。
ただ、バックライトがないので明るいところでしかできませんが…(笑)


     ゲームボーイ アドバンス(2001/03/21)

「見やすいワイド画面」
2.9インチのディスプレイを採用し、ディスプレイの面積が約1.5倍になりました。
まさか画面が大きくなるとは思ってもいませんでした。
カラー面でも大きく進化し、前回最高の56色同時発色を、
なんと32000色同時発色へと伸ばしました。

「32ビットCPUを搭載」
前まで8ビットだったCPUがパワーアップしました。
SFCのリメイク版が出ている辺り、SFC並の性能は出ると言うことを意味しています。
進化し続けるGBは何処までいくのでしょうか。

「今までのソフトも遊べる」
今までのGBと形状がかなり異なりますが、遊ぶことは出来ます。
しかし、ディスプレイの都合上画面が暗く見えることが多いです。
ここが唯一のデメリットか。

「マルチプレイが楽しめる」
通信ケーブルをつなげて4人対戦が出来るようになりました。
通信関係ですが、カートリッジが一つでも通信が遊べるゲームなどがあります。
これは素晴らしいですね。

まず、GBの形状が一変されました。
前までは昔の形状を守り、片手でプレイ出来ました。
しかし、GBAでは片手では出来ません。
やっぱGBと言えばあのスタイルがいいですよね。
ディスプレイは高解像度でさらに大きくなったせいか、暗く、はっきりと見えません。
このGBAは、連続で最高15時間駆動します。
それがバックライトを装着することによりなんと駆動時間は4時間にまで減ってしまいます。
しかし、暗い事は事実です。
上手く光を反射させなければ何も見えません。
そういった意味では、最もデメリットの多い進化と言えたかも知れません。


     ゲームボーイ アドバンスSP(2003/02/14)

「フロントライト搭載で明るい画面」
言ってたら来ました。
ライト搭載です。別に駆動時間4時間なワケでもなく、
両手でしかプレイ出来ないワケでもありません。
リチウム電池を使用し、ライトONの状態で10時間、OFFだと18時間
連続で遊ぶことが出来ます。

「折りたたみ型でポケットに入るコンパクトサイズ」
いや、前からポケットにはいるんですけどね。(笑)
折りたたんだ状態で、縦約8.5cm、横8.2cm、幅2.5cmと、かなり小さいです。

「リチウムイオン充電池内蔵で乾電池不要」
充電は3時間かかる模様。
専用アダプタがセットについてきます。
乾電池が要りません。これは大きい。

「今までのソフトも遊べる」
互換性は保たれます。流石GBシリーズ。

本来ならこれがGBAとして売り出されるべきであったんでは、と思います。
ちゃんと片手でプレイできる形状になっています。
形式としてはGBP→GBLと同じような感じで、
GBA→GBA−SPと来たものと思われます。

このハードが成功することを祈って。



GBを開発したすべての人物に拍手!



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2003/01/11  Written by The sun
参考:任天堂(http://www.nintendo.co.jp/)