RPGの世界:第七回

     第七回:TALES OF DESTINY(PS)

元々はSFCで出す予定だったと言う。
開発途中でのPS移行に伴い、発売が延期されたと言われている。

大好評だったSFC版ファンタジアの続編として発売されが、
受け継いだのは通貨単位、アイテム、技名、戦闘システムだけであり、
舞台も目的もまったく別モノである。
従って、前編を遊んでいなくても、十分に楽しめるようになっている。

ただ、前述の通りSFC仕様なためか、グラフィックが荒い。
所々にアニメーションをちりばめて誤魔化してあるが、
この荒さはかなり気になる。


とは言うものの、グラフィック面で進化している点も無いわけではない。
一つ目は戦闘画面での武器表示。
前作では剣、斧、槍の3種類しか表示出来ませんでしたが、
今作では意志を持ち、主人公と共にレベルアップする剣、ソーディアンや、
レーザーブレイドなど、様々な種類の武器が戦闘画面でも再現されています。

もう一つは、呪文のエフェクトである。
サイクロン、ファーヤーストーム等のエフェクトは派手に、綺麗に仕上がっています。


音に関して言えば、少し心に残る音楽が少ないかなぁ、と感じます。
ファンタジアが良すぎただけかも知れませんが…。


戦闘システムは、前作と基本的には変わっていません。
ただ上攻撃が出来るようになったり、技の連携が出来るようになったりと、
主人公の操作が少し自由になった感じです。

特技において言うと、前作のような間合いは考える必要が無くなり、
どこでも『今出したい特技』を出せるようになりました。


ところで、今作の大きなポイントは、やはりソーディアンであると思う。
前に少し書いたが、意志を持ち、自身もレベルアップする。
ソーディアンはマスターを選び、その『選ばれた』マスターは、ソーディアンと
会話が出来るようになる。マスターになると、ソーディアン5種類すべてを装備出来るようになる。

ソーディアンは自身に属性を持っており、晶術、いわゆる呪文を使うことが出来るが、
それはマスターあっての話で、マスターが呪文を使用するのと同じ格好になる。
『ギブアンドテイクの関係』と言うわけだ。

主人公スタンは規定レベルに到達すると、呪文と特技の組み合わせで『奥義』を
使うことが出来るようになる。
奥義を習得すると連携パターンが増し、面白くなってくる。

戦闘に関しては以上から、大きな進歩をしたと言えるだろう。


余談だが、エンカウント率の高さも調整されている。
また、バグの多いゲームとしても有名である(笑)


       TOP



  素晴らしい(?)連携

またもやった人しか分からないコーナー。

 ・斬り→魔神剣
スタンのレベルが2になったときから使える。
誰でも一度は使っているであろうコンボ。
しかしこれが意外と強い。中盤〜終盤にかけては、省TP、
且つ隙がない、としてかなり使える。

 ・(斬り)→烈空斬→熱破旋風陣(断空剣)
お察しの通り、烈空斬で敵の間に入って断空剣。
習得しているなら熱破旋風陣を使うことによって素早く出せる上に
大ダメージを期待出来る。

 ・(斬り)→爪竜連牙斬→魔王炎撃波
中盤、最も重宝する組み合わせ。
略して爪竜炎撃波。(ドウデモイイ)

 ・斬り→爪竜連牙斬→殺劇舞荒剣
斬りまくり。
ギャグコンボ(要らん)

 ・斬り→爪竜連牙斬→殺劇舞荒剣→(ルーティに)ブラッディローズ
ヒット数をふやす。
コンボカウンター付けて経験値稼ぎに。




       TOP



2003/03/23  Written by The sun
1997/NAMCO