RPGの世界:第四回

     第四回:TALES OF PHANTASIA(SFC)

SFC初の48MビットROMを搭載。
95年12月15日発売で価格は11800円。


このソフトこそSFCソフトの最高峰に立つと言っても過言ではありません。
豊富な音楽、ボイス、歌まで挿入され、流石48M、と言わざるをありません。

このゲームは、トーティスを襲った恐ろしい出来事さえなければ冒険の旅に出ることは
なかったであろう剣士であり、主人公のクレス=アルベインと、その仲間達の物語です。


仲間は全部で5人いますが、それぞれに剣士、法術師、ウィッチ、サモナー、アーチャー
と言う役割分担がされています。自分が動かすのは主人公のクレスだけで、他の仲間はCPUが操作してくれます。


まず音楽面ですが、非常に優秀です。
前でも述べたように歌が挿入されておる上に、BGMも素晴らしい出来で、
ゲームを盛り上げてくれること間違いないでしょう。
通常戦闘BGMである『TAKE UP THE CROSS』が人気の高いBGMとして有名です。

グラフィックも良い出来で、なんと雪の上に残る足形や、水たまりの中を歩いた時の
波紋までリアルに表現されています。


その綺麗なグラフィックと、クォリティの高いBGMは戦闘シーンにも影響を与えています。

このゲームの戦闘には、リニアモーションバトル(通称LMB)と言われる、
まったく新しい、革新的な戦闘画面となっています。

中身としては、戦闘画面にはいると、Aボタンで通常攻撃、連打で強力なジャンプ攻撃
等の使い分け、B、B+↑での特技の使い分けなど、戦略性に富む戦闘と言えます。
もちろん相手の属性を考えてワザを使わなければいけない訳です。


こだわらない人にとってはなんの関係もない話ですが、このゲームのワザ名は少し特殊で、
『魔神剣(マジンケン)』や『虎牙破斬(コガハザン)』、『襲爪雷斬(シュウソウライザン)』などと、
漢字が使われており、独特の雰囲気を作り出します。


ただ、よくエンカウント率が高すぎると言う話をよく聞きます。
事実エンカウント率は高い訳で、少し迷っているとレベルがすぐに上がるという欠点があります。

しかし欠点ばかり見ているのではなく、このソフト全体を見渡した時、
その『エンカウント率の高さ』はあって無いようなものになるでしょう。

質の高さを評価され、今ではNAMCOが誇るファンタジーRPGシリーズとなっています。


ゲームの最後にクレス達は、『大いなる実り』を手に入れるために戦った、敵ではない敵を弔い…
そして一緒に旅をした仲間は、それぞれの時代へと帰った。
歴史を掻き乱さぬように_

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  心に残っているシーン

やった人しか分からないとは思いますが…。

 ・ローンヴァレイ
仕掛けが難しすぎて進ませるのに飽きてレベル上げをしていると、
いつの間にかお金は80000ガルド、襲爪雷斬マスター、レベルは22と言う
とんでもない状態になっていた。(汗)

 ・虎牙破斬を覚えた瞬間
こ…これが某方とKとの間の会話に出てくる『虎牙破斬』かぁ…!!
はーっ、、「虎牙破斬!」(←クレスの声)
「おぉー!! 二段斬りー!(壊)」

 ・アーチェが仲間に入った時
ファイヤーボール!(壊壊)

 ・ノーム戦
クレスで突撃したらノームミサイルでやられて全滅。
2回目の挑戦で瀕死の重傷を負いながらも勝利。
あとで端っこから魔法使えばいいって事に気づいてショック…

 ・モーリア坑道
せっかく奥に辿り着いたのにソーサラーリング持ってない罠。

 ・トレントの森
雑魚敵リザードマンに全滅(石化)。

 ・空中戦
マジワケワカラン。(謎)
ユニコーン動きづらいだけやしメックハルバード使えんし。

 ・未来ダオス城
雑魚敵ROAMEYE?に全滅。




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2003/02/22  Written by The sun
1995/NAMCO